げーむの跡

襟足の行方

バンビとゾンビと貧乏の話

 

日経エンタテインメント! 2014年 07月号 [雑誌]

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大江戸りびんぐでっど [Blu-ray]

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 へーぶるーれいもでてんだぁ・・・(未来への自分へのうわごと)

 

遠征中にというかどうしても遠征になってほしかったんですシネマ歌舞伎もろくすっぽ自由に見れない身だったのもので。パーセンテージ!とお叱りでも受けそうですがどちらに注ぐ気持ちも50:50じゃあなく100と100とのぶつかり合いだかんね。さて、なんか日経お告えんたのお噂は風に聞いておりましたゆえ映画のあとにものをてにとり目を通しましたので、その流れももちろんあったうえではありますがこれがまた割りと通じるものがあったので一筆。移動のお昼寝で余りある体力で書きます。

ことこの大江戸りびんぐでっどという数年前の作品はご存知の人も多々でしょうが、歌舞伎という世界をなんとくどかんが描きます(しかも題材はゾンビで)という木更津キャッツアイから十年余りたってもなお角度を増すエッジ!そしてゾンビ好きだな!(個人的感想)という作品でした。当時の作品評価に対する巷の声を気にする様が本人連載のどこにかしこにも書いてあるので気になってお時間あるひとはぜひとも探してほしいんですが。シネマにこそなりましたがもちろん当時は正真正銘の歌舞伎舞台、ゾンビで出てきてミュージカル調で踊りだした時点でわしゃあ歌舞伎をみにきたんだといわんばかりに席をたたれたシルバーもいくらかおられたそうで。ちなみに本日わたしがみたシネ歌舞伎が最終日でもあったこともあり結構ぎっちぎちのお席だったんですが、①ご年配歌舞伎愛好家(兼あまちゃん視聴者)②ご年配歌舞伎愛好家(あまちゃん未視聴者)③当・宮藤タカ派④推定同世代女子推定タカ派、の奇跡のような並びだったのですが・・・・・鑑賞直後に②の男性が「・・・あのぉあまちゃんの男かぁ・・!」と口火を切るところから始まり①男性は②男性の投げる言葉をキャッチアンドリリースするのでお忙しそうでしたし③④タカ派もその会話を聞き取って楽しむ(推定)ことに精一杯でしばらく席も立たない立てないという謎渋滞を実際に今日の今日体験しました。そのようにいろんな人物世代に数年たっても嵐を巻き起こす作品だったので確かに作者の心中・・というところですが、ああそうか歌舞伎の他えんたていめんとより割高のチケット代ウン万円には「気にいらなければ席をたつ権利」も含まれているんだ・・と受け取るばかりの凡人にはすべてはわかりえない作り手の苦悩とそれを受け止めるえんたていめんとの責任・・・をそれはそれはゾンビ出そう踊らせようと考え付いた人とは思えないようなエッセイを当時されておりました。割と最近もめた印象の「離席権」についてはちょっと主旨それるのでまた機がありましたら別件バウアーで。しかし時も多少はながれ、シネマ歌舞伎のパンフレットにも当時のことにくどかん氏本人より触れてありますが、今までの深い歴史だけでなく新しいことを飲み込んでしまう歌舞伎の世界!という文体でこそありましたが、歌舞伎というものがそうであるからという切り口とはまた別のところで、えんため界そのものに通じるなと当時よりも少し迷いの水分が乾いた文から感じました。タカ派の部分をちょっとうわべぬぐってみても。日経についても同感ですが、古い夢ばかりこすってみがちな当方にはよい薬よいお告げでしたし、ファンへの感謝感謝・・という一見こちら目線のように見えて実はあらっさん内内をむいてしまっているような記念イヤーだったらなぁーとぼんやり想ってころのハワイ一報だったで、なんか、ちょっとそれも嬉しかったですよ。続けるためには外を向かなければ、未来まで永劫残ってはいれないんだからひとは。ゾンビじゃねえから。と席の立てないとても価値のある素敵な数分間の間にほんのり想っていました。あのいい経験も含めてこの眼でみれてよかったです。明日もそう、言いたいですね(潮風のほうを向きながら)。長くはなったしゾンビゾンビしか言ってないけど、媒体がゾンビなだけで雇用社会風刺というアイスピックで生きる意味をザクザク貫き問う内容なので、仕事や人生で迷いのある人間が軽い気持ちで眺めるとお痛な内容ですよ★とも言ってはおきます。これだからタカ派の羽は休められない。どちらがいい悪いゾンビではなく、取って変わられるまでが人生。生きろ、わたし。