げーむの跡

襟足の行方

筍と共に去りぬ

小学校のおんなじクラスで自分の親友の女の子とどうやら両想いっぽいんだけど周囲にはなんにも言わずその煮えきらない態度をちゃかしたりする間柄でありつつ仲間内で当たり前によく遊ぶんだけど、それで近所の山に入ってかくれんぼして遊んでたのに急に「おれたけのこほりちょーとくい!」っつって予想外の早さで筍発見し突然グルグル回りだしてほらっ!って掲げた筍とともに満天の笑顔で見上げられたりしたら、彼が筍とともに立ち去ったのを見届けてその時の気持ちを掘り出した穴に吐くだけ吐いて埋めに埋めてその後誰にも言わないと心に誓って幼いわたしは下山するだろう。

バッシュ盗む気持ちはギリギリおさえてられても、穴に向かって叫ぶ気持ちだけは押さえる自信を現在持ち合わせません。実家近所に山もないのにそんな妄想をどうもありがとうございます。あいばさんの魅力しかない30分をありがとうございます。録画をいまさら確認して前情報であれだけ四ツ葉覚悟をしていたはずなのに当の場面にきたら「・・・まじか!?」とも被弾してしまいました。純真無垢でなくとも肉眼で確認できる稀有の極みな妖精たちとおんなじ星に今いるしあわせ。製作陣には愛と長い息のある番組造りをこれからも望みます。